牛女ウガンダ奮闘記

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牛女のウガンダ留学語りブログ

ウガンダの農家さん①仲良し農家さん

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こんにちは。牛女です🐄
最近よく、牛女ってどう読むの?

ぎゅうじょ?うしおんな?

と聞かれます。

 

 

迷ってた皆様、是非

 

 

うしおんな🐄

 

 

とお呼びください。

(ぎゅうじょって発音しにくくない…??)

 

 

さてさて、今回からは

プロジェクト協力農家さんの様々なキャラクターについて紹介していきたいと思います。

 

 

仲良し農家さんの特徴

 

 

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 ウガンダの農家さんは、

 

 

 

1.土地を所有するオーナーさん

2.動物の管理を指示するマネージャー

3.マネージャーのもと働くワーカー

 

 

 

の三層構造をとるのが一般的なかたちです。

(自給自足程度の小規模家族経営とは区別してますが)

そしてこの三者間の関係性、ワーカーさん達の関係性が

その農家さんのキャラクターを形成しています。

 

 

 

オーナーさん家族+数名雇われワーカー

オーナーさんは首都やケニアに住んでおりマネージャーとワーカーのみ常駐

ワーカーがたくさんいて入れ替えが激しい

などなど、農家さんの背景は本当に様々です。

 

 

 

が、一つ共通して言えるのは、

仲の良い農家さんほどプロジェクトの普及活動に協力的ということです。

 

 

 

家畜まわりの物品購入についてはオーナーさんが権限を持つことが多いため、

オーナーさんとワーカーの関係が近いほど家畜のケアもスムーズに行われやすく

プロジェクトでオススメしている方法も積極的にトライしてくれていたり

 

 

 

オーナーさんがほぼ無関与の農家さんでも、

ワーカー同士が仲良しの所では情報がきちんと共有され

新しいものを購入せずともできる範囲内で実践してくれたりしています。

 

 

 

例えば、

タオルもバケツも持ってなかった農家さんが

タオルとバケツを購入して、

タオルを干すためのフックまで用意してくれたり

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ちゃんと搾乳前に手を洗えるようタンク用意してくれたり

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搾乳前の乳頭洗浄は一頭一布を守って

タオルを消毒液に数分浸す工程も守ってくれてたり

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フィンガーミルキング(指で引っ張る搾乳方法)じゃなく

ハンドミルキングを実践してくれてたり

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個体識別すらあやふやな農家さんもある中

乳量を記録し始めてくれたり

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これ、非常に些細な変化に見えるかもしれませんが、

プロジェクトは農家さん達に一切お金や物を渡してなくて、

技術と知識だけGiveしてるわけで、

もちろん強制もしてなくて、

 

 

 

その上で農家さん自らが実践してくれるというのは

大きな大きな一歩なんです

 

 

 

だって、

本当なら従来のやり方の方が楽で早いんです

タオルで乳頭拭かなくても手搾りだから乳房炎はそんなに多くなかったし

クオリティ求めなくても乳価は変わらんし

フィンガーミルキングの方が手が疲れず早く絞れるし

 

 

 

でも、

搾乳衛生や乳頭へのダメージが乳質と乳量に影響することを理解して

信じて実践してくれる農家さんたち。

自分でお金や手間かけてでも、

やろう!と思ってもらうことが

私達の普及活動を行う上では本当に大切で

大きな第一歩になるわけです。

 

 

 

ちょっと熱くなってしまいましたが

こういう些細な変化に一喜一憂しがちな私は

協力的な仲良し農家さんに足しげく通って

ここを起点にもっと広めていきたいなと妄想したりしています。

 

 

 

フィールドワークは、

 

 

 

地道・泥臭さ・根気

 

 

 

がキーワードやなぁと感じつつ、

小さな変化にめちゃくちゃ心が満たされる幸福感は

それはそれで癖になる。と、たくさん学んでおります。

 

 

 

Give me your phoneとかTake me to Japanとか言われても

バケツ買ってくれてありがとう。

手洗ってくれてありがとう。

という感じです。(会話にはなってない。)

 

 

 

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オフィスを覗きながらバナナピール食べたいと訴えるロミオたん🐑に見つめられ

今日もポランポランな牛女でした。

 

 

 

Kale!